2007年09月18日

「ダリア」の思い出

さかのぼること、約23年前

えっ!?  もぉ そんなに経つのかっicon10


ぼくが、小学校6年生だったころのお話。


当時、一番仲のよかった、みっちゃんが恋をしたお話。

純粋で、まっすぐで、ちょっとおバカで、それはそれは、甘酸っぱいハッサクの味の思い出です。icon90


ぼくらの子供時代、小学生の間ではカップルになって公然と

街を闊歩するなんて時代ではなく、友達や親に見つからないように、

文通したり、公衆電話から告白したりとかといった時代でした。

携帯などなかった時代・・・  あったよね?  恋愛成就する、伝説の公衆電話ボックスって。



ある日突然、「好きな子が出来たから、デートに一緒に行ってくれ」っと

おませな、みっちゃんに頼まれたときは、まじでカンベンって感じでしたが、

今になると、あれやこれやと作戦を考えてた時が一番楽しかったよーな気がします。


そんな恋愛経験のないぼくらが立てた作戦は、すべてがチンチクリンでした。


まずは、告白するなら花を持っていかなきゃっと言って

当日、買ったのが 「真っ赤なダリア」でした。


↓ ダリアって、だれや?
  今思えば、ふつー買うなら  バラだよね?




しかも、デートの場所に選んだのが、「飛騨の里」  


ねっ  ねっ  おかしーよね?  小学生が飛騨の里でデートって・・・

渋すぎるでしょ?




  おれは好きだよ  飛騨の里っ



かくして、ぼくと相手の友達との段取りで、ダブルデートの日を迎えたわけですが

みっちゃんの決定的な失敗は、ぼくを選んだこと。   自分で言うのもなんですが、これに尽きますっicon10


告白は最後だろってことで、チャリンコで飛騨の里に集合し

合掌造りの日本家屋をみながら、ぐるぐると意味なく見物。

しかも、男2人と女2人で離れている距離は、10mをキープ。

この微妙な距離が、悲劇を生みます。



  父ちゃん、何しでかしたんだよっ




しばらくして、この耐え難い空気と、この渋すぎる合掌造りに、業を煮やしたぼくが

取り返しのつかない一言を発してしまいます。


「あー、飛騨の里なんて、つまんないなー」     子供にしたら、当然の意見です。


でも、微妙な距離をとっていた女の子に聞こえたのは、ぼくが言った

「・・・・・・・・・・・・・・  つまんないなー」 だけだったらしく、それを聞いた女の子たちは

怒って帰ってしまいました。

ワケも解らないぼくたちは、ボー然としながら帰ろうとチャリンコまで行くと、お手紙が・・

「女子かえる」


みっちゃんの甘酸っぱいハッサクの恋愛は、幕を閉じました。    がはっ


ぼくのたった一言で、終わってしまったみっちゃんの純愛。   てへっ



ごめんよ、みっちゃん。



渡されることなく、お役ごめんとなった「真っ赤なダリア」。

持ち帰ったぼくは、どーしようもないので、家の前の畑に刺すことに。


すると、しばらくしてその畑のおばちゃんがやってきて、言いました。


「ありゃぁ  こんなとこにキレイな花が咲いとるなぁ」



ごめんよ、おばちゃん。   それ咲いたんじゃなくて、ぼくが刺したんだよ。



みっちゃんはいまだに酔っ払うと、その話を持ち出します。



しつこいよね?




  それは、父ちゃんが悪いよ・・・




← ま、子供だったんだからさ   仕方ないよっicon10   ま、許せっ みっちゃんっicon16icon10icon10

  
Posted by こーすけ at 00:04Comments(12)TrackBack(0)しぅば犬